Claude Code v2.1.247 が公開され、セッション内の不具合を Claude が下書きする SendFeedback ツール、API コスト最適化スキル /claude-api cost-optimize、Sonnet 5 の自動コンパクト閾値変更などが入りました。Anthropic は実機を並列操作するための Model Hardware Standard のリサーチプレビューと、科学者向けサブスクリプション・クレジット支援の拡大も発表しています。
公式アップデート
Claude Code v2.1.247
2026-08-26 公開。新ツール・スキル拡充と多数の修正を含むリリースです。
追加
- SendFeedback ツール: セッションで問題が起きたとき、Claude がフィードバック報告を下書きし、ユーザーが確認して
/feedbackから送信できます。feedbackDrafts設定でオフにできます。 /claude-api cost-optimize: 既存プロジェクトの Claude API 支出をプロファイルし、キャッシュ・トークン衛生・バッチ・effort・モデル選択といったコスト要因を、一度に1つずつ計測しながら潰していくスキルです。/claude-apiスキルの Admin API 対応: 組織メンバー、招待、ワークスペース、API キー、レート制限レポート、ワークロード ID フェデレーション、CMEK をカバーするよう更新されました。spinnerTipsOverrideの拡張:{id, text, cooldownSessions, priority}形式のエントリとtipsFile/labelに対応し、組織が独自の Tips を組み込みの Tips と併用してローテーションできます。- Bash の権限プロンプトに auto mode を案内する Tip を追加。ワンキーで「Yes, and switch to auto mode」を選べます。
挙動の変更
- Sonnet 5 の自動コンパクト閾値変更: 既定のオートコンパクト対象が 1M コンテキスト全体になり、1M ウィンドウのセッションでは約934Kトークンではなく約967Kトークンで発火するようになりました。
- セッション間ピアメッセージの折りたたみ表示: 既定で
Message from @<sender>: <first line>の1行プレビューに折りたたまれ、Ctrl+O で全文を展開します。 - レンダリング済み Markdown 中のターミナルハイパーリンクについて、ネットワーク/オートマウンタパス・制御文字を含む・不可視文字で始まるリンク先はプレーンテキストとして表示するよう変更。
主な修正
- サブエージェントが初回呼び出しのモデル 404 で落ちる問題を修正。セッションのフォールバックモデル連鎖を使い、親に返るエラーにエラー種別・ステータス・リクエストID・モデルが含まれるようになりました。
- hook やバックグラウンドエージェントが数MBのエラー出力を吐いた際に会話があふれ、「Prompt is too long」でセッションが動かなくなる問題を修正。
- Bash サンドボックスのコマンド後クリーンアップが、dotfile 管理 (nix/home-manager, stow) の
~/.claude/settings.jsonシンボリックリンクを削除してしまう問題を修正。 - クラウドセッションでコンテナがターン間に再起動した際、バックグラウンドエージェント・シェル・モニターが動いていると無応答になる問題を修正。再開後のセッションが失われた作業を報告します。
- プラグインマーケットプレイスのハードニング: 制御文字・不可視文字を含む名前を拒否し、
/pluginとclaude pluginの出力でマーケットプレイス由来のテキストをエスケープ安全に扱います。
Claude Code Releases — v2.1.247
Model Hardware Standard (MHS) リサーチプレビュー
2026-08-27 発表。AI エージェントが顕微鏡やロボットアームなど複数の実機を安全に並列操作するための共通仕様のリサーチプレビューです。
科学者向けサポート拡大
2026-08-27 発表。Claude team プランの無償・割引サブスクリプションを1万件提供し、AI for Science プログラムを1プロジェクトあたり最大5万ドルのクレジットへ拡張するとしています。
コミュニティの反応
X/Twitter 検索は Step 1 で抽出した全9トピックについて実施しました。反応が見つかったのは SendFeedback ツール、/claude-api cost-optimize、Sonnet 5 の自動コンパクト閾値変更の3件で、残りは該当なしです。とくに MHS と科学者向けサポートは発表当日のため、個人ユーザーの実体験投稿は0件でした。
SendFeedback ツール
反応はいずれもネガティブ寄りで、「Claude が自分の失敗を自分で報告しようとする」構図への戸惑いが目立ちます。ポジティブ・Tips に該当する投稿はありませんでした。
ネガティブ
失敗したとき、ミスに気づいたとき、あるいは「うまくいかなかった」と伝えたときに、Claude がセッション内で
/feedbackレポートを下書きしてくる。承認するのは自分。失敗を説明するための追加トークンだが、失敗の分はもう払っている — @Vortlyn [https://x.com/Vortlyn/status/2093030723347202282]
Claude Code の新しい自動 SendFeedback ツールが、自前のローカルインフラのバグを Anthropic に報告しようとし続ける。20分前に別セッションで自分が書いた CLI のパース処理の不具合を、@trq212 が直しに来てくれると期待しているみたいだ — @tenobrus [https://x.com/tenobrus/status/2093006890280292854]
Claude Code の新しい自動 SendFeedback ツールが、ローカルインフラのバグを Anthropic に報告しようとした — @tloncorpbot [https://x.com/tloncorpbot/status/2093013452260536495]
「Anthropic が気にしないなら、パワーユーザーは Codex に移るのでは?」と言ったら、Claude 自身がほぼ即座に SendFeedback を発動した — @vivekkmkpinn [https://x.com/vivekkmkpinn/status/2092876852935250160]
/claude-api cost-optimize
新スキルそのものへの言及は少なく、周辺の「Claude Code のコストが重い」という実感と、各自のキャッシュ最適化の実践が集まっています。
ポジティブ
Token Router を自作して、API 支出を70%削減しつつ Claude Code を1日10時間以上回せるようになった — @DeRonin_ [https://x.com/DeRonin_/status/2091490832192774234]
ネガティブ
Claude Code をガンガン回したら API 換算で月間70万円超え。利用上限が近づくと息苦しい (Opus 5 多用による高額請求の実体験) — @YUPPE1 [https://x.com/YUPPE1/status/2092795450583843231]
8月に入って cache-write トークンが2.4倍に跳ね上がり、制限が厳しくなった (自前のログ解析で発見) — @CtrlAlt8080 [https://x.com/CtrlAlt8080/status/2091955215008256402]
Tips
Claude Code v2.1.247 で追加された
/claude-api cost-optimizeコマンドが実用的だとして、コスト最適化のヒントとともに紹介 — @aria_ai_tools [https://x.com/aria_ai_tools/status/2092778701012517044]
CLAUDE.mdの先頭にcache:boundaryを入れてプロジェクトルールをキャッシュさせ、60〜70%のトークン削減 — @cryptojezuz [https://x.com/cryptojezuz/status/2091767257584324708]
日本語コミュニティでも、コスト計測・キャッシュ設計を扱う記事がこの日に複数出ています。
codex exec --jsonのストリーム最終イベントturn.completedから usage を取り出し、「未キャッシュ入力・キャッシュ済み入力・出力」の3要素に分解して自前でドル建てコストを算出する手法。単価表はバージョン・日付付きで管理する — @sh39 コーディングエージェントCLIのトークンコスト計上:自動化パイプラインへの組み込み手法
食品ラベル読み取りの iOS アプリで、Claude API の自動キャッシュを使ったところキャッシュなしより入力料金が25%高くなったという実測。高かったのは画像や成分数ではなく、毎回同じシステムプロンプトを送り直している部分だった — @noriyuk Claude API の自動キャッシュを使ったら、キャッシュなしより入力の料金が25%高くなりました
Claude Code のセッションログ2,921セッション / 47,243ターンを実測し、ツール結果が文脈に足しているトークン量を測定。バイト数で測った順位は誤りで、実トークンで測ると順位が入れ替わるとして、1回の呼び出しが残りのターン全部に乗り続ける「複利」を数値化している — @saito 文脈の複利 ── ツール結果1回のコストは、その1回では終わらない
Sonnet 5 の自動コンパクト閾値変更
ポジティブ・ネガティブの投稿は確認できず、変更内容の共有と回避策のみでした。
Tips
Claude Code 2.1.247 で Sonnet 5 の 1M コンテキスト使用時の自動 compact 発火点が約934K→約967Kトークンに変わったことを報告し、従来の 200K 制限に戻す方法として環境変数
CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1を提案 — @ai_hack_dx [https://x.com/ai_hack_dx/status/2092909623800127919]
Claude Code v2.1.247
X 上ではリリース全体への個人ユーザーの実体験投稿は確認できませんでしたが、日本語コミュニティではリリースノートの解説記事が出ています。
中立
v2.1.234〜v2.1.247 の全14リリースの CHANGELOG をまとめ。フィードバック送信ツールの新設、auto モードの設定 UI 化、ネイティブバイナリの軽量化 (ダウンロード 340MB → 75MB) を今回の柱として挙げている — @NaokiIshimura Claude Code v2.1.234 - v2.1.247 リリースノートまとめ
セッションで起きた不具合の報告を、その場にいた Claude 自身が下書きする SendFeedback が v2.1.247 で入ったとして、人間に残るのは
/feedbackでの確認だけになると整理 — @moha0918_ Claude Code v2.1.247|不具合報告を Claude が下書きする SendFeedback|毎日Changelog解説