Claude / Anthropic

Claude Code v2.1.281 が100項目超の追加・修正を伴ってリリース。危険な rm の保護強化、auto モードのサーバー側レビュー拡大、プロンプトキャッシュ/セッション再開の大規模修正が中心です。同日 Anthropic は Bay Area に自社の生命科学ラボを設立し、Claude が約950エージェント・21時間で新規酵素システム ART を特定したと発表しました。

注目度

公式アップデート

Claude Code v2.1.281 リリース

9月23日、v2.1.281 が公開されました。追加・修正・改善が100項目を超える大型リリースで、比重は「安全側の挙動」「プロンプトキャッシュとセッション再開」「プロキシ/ゲートウェイ越しのストリーム処理」に置かれています。以下、主な変更を分類して記載します。

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settings.json の "attribution": false

settings.json に "attribution": false を追加すると、コミットと PR の帰属表示をすべて非表示にできます。ただし古い CLI はこのキーを持つ設定ファイル自体をスキップするため、バージョンをまたいで共有する設定ファイルではオブジェクト形式を維持する必要があります。

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コマンド置換 rm の保護

rm -rf "$(pwd)" のように削除対象がコマンド置換の出力だけである再帰削除が、auto モードおよび --dangerously-skip-permissions で無確認実行されていた問題を修正。Bash の allow ルールがあっても確認を求めるようになり、CLAUDE_CODE_DISABLE_SUBSTITUTION_RM_PROMPT=1 で従来動作に戻せます。

あわせて危険な rm の検知も拡張され、シェル変数の直後にトップレベルのディレクトリ名が続く形、作業ディレクトリから導出された変数、バックスラッシュのみの対象もフラグされます。

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危険な rm プロンプトの2分タイムアウト

--dangerously-skip-permissions と auto モードでの危険な rm 確認プロンプトが、2分間応答を待ったうえで書き換えヒント付きで拒否する挙動に変更されました。無人セッションが確認待ちで停止しないための変更です。CLAUDE_CODE_DISABLE_DANGEROUS_RM_TIMEOUT=1 で無効化できます。

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auto モードのサーバー側レビュー拡大

分類器レビューがサーバー側で動作する構成において、読み取り専用およびサンドボックス実行のシェルコマンドもレビュー待ちの対象となり、フラグされた場合はブロックされるようになりました。

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CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER の直接API対応

CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER が Anthropic API への直接接続でも有効になりました。0 でサーバー側 auto モード分類器をオプトアウト (この場合ローカル分類器の消費が使用量に計上されます)、1 でオプトイン。

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send now の挙動変更

send now (ctrl+enter または ctrl+x ctrl+s) が、実行中のツールをキャンセルせずバックグラウンドへ移動するよう変更されました。

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セルフホストランナーの system prompt ファイル化

セルフホストランナーが system prompt をコマンドライン引数ではなくプライベートファイル経由で Claude Code に渡すよう変更されました。大きなプロンプトで起動が失敗する問題への対処ですが、--system-prompt / --append-system-prompt を付加するラッパーや command フックは --system-prompt-file / --append-system-prompt-file へ移行する必要があります (破壊的変更)。

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Claude apps gateway の Bedrock assume_role

Claude apps gateway の Bedrock upstream に assume_role が追加され、ゲートウェイが STS 経由で引き受けた IAM ロールとして Bedrock を呼び出す構成が可能になりました。必要に応じて別の AWS アカウント、また開発者ごとに1セッションという運用も選べます。

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Claude apps gateway の Bedrock guardrail

同 upstream に guardrail: {id, version} が追加され、そこを通る全リクエストに Amazon Bedrock guardrail を適用できます。設定は「すべての Bedrock upstream に付ける」か「まったく付けない」のいずれかです。

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MCP URL-mode elicitation

2026-07-28 プロトコルの接続で MCP URL-mode elicitation に対応。MCP サーバーがブラウザベースのフローを Claude Code に開かせられるようになりました。サーバー側に完了を確認する手段がない場合、待機ダイアログが画面に残らないよう扱われます。

あわせて claude plugin validate に MCP サーバーの検査が追加され、読み込み時に暗黙的に破棄される .mcp.json エントリ、未宣言の ${user_config.*} 参照、安全でない URL を報告します。

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/insights の auto モード推奨

/insights に auto モードの推奨表示が追加され、直近のセッションで auto モードが処理できたはずの権限プロンプト数を推定して示します。

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プロンプトキャッシュ・セッション再開の大規模修正

このリリースで最も項目数が多い領域です。主なものは以下の通り。

  • resume 時に過去のターンが異形で再送され (並列ツール呼び出しターン、再接続中の MCP ツール入力・tool-search 結果、中断された loading ターンの tool-search 結果)、API が会話の推論を破棄しうる問題を修正
  • 非常に大きなセッションの resume が直近数メッセージしか復元しないことがある問題を修正
  • 保留中の権限プロンプト中に再起動したセッションの resume が異なる履歴を送り、その時点からプロンプトキャッシュが壊れる問題を修正
  • ツール呼び出し中に終了したセッションの resume で、Claude がその呼び出しを認識し結果不明と伝えられるように。手動 resume で隠れた “Continue” メッセージが追加されなくなりました
  • tool search がオフの状態 (プロキシ/ゲートウェイ背後など) で MCP サーバーが会話中に切断、または resume 後も接続中であるときにプロンプトキャッシュが失われる問題を修正
  • プロキシ/ゲートウェイがストリームを正常終了で閉じた際に、打ち切られた応答が完了として表示され、重複ストリームイベントでツール呼び出しが2回走る問題を修正
  • プロキシがストリームイベントを落とした際の “Content block not found” 失敗を修正。部分応答は保持され、web search は到着済みの結果を維持します
  • CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG セッションが 429/529 待機後の最初の 5xx・接続切断で失敗する問題、および 5xx の長い Retry-After で無上限かつ無言にスリープする問題を修正

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起動・再開の高速化

  • MCP サーバー・プラグイン未設定時に、managed-settings のネットワークリクエスト (約80ms、ネットワーク到達不可時は17秒以上) を対話起動が待たなくなりました
  • git 読み込み、起動テレメトリ、Bedrock/Vertex のモデルアップグレードチェックが初回フレーム描画前に走らなくなりました
  • 多数のファイルを読んだ長いセッションの resume が高速化。復元されるファイルキャッシュが読み込み当時の内容と一致するようになりました
  • compact 済みの非常に長いセッションの resume が高速化 (特に Agent SDK と Claude Desktop 経由)

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クラウドセッションの Fast mode スイッチ

[Claude Code on the web] クラウドセッションの composer のモデルメニューに Fast mode スイッチが追加されました。プランに fast mode が含まれ、選択中のモデルが対応している場合に表示されます。

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/artifacts フッターピル

プロンプト下のセッションアーティファクトリンクが、/artifacts を開く1つのフッターピル (⧉ name または ⧉ N) に集約されました。/artifacts はそのセッションのアーティファクトを先頭に表示します。あわせて Artifact ツールが、アーティファクトページ内で unpkg.com からスクリプトを読み込めるようになりました。

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Anthropic 生命科学研究チーム・自社ラボ設立

9月23日、Anthropic が生命科学研究チームと自社ラボの設立を発表しました。Bay Area の BSL 1-2 ラボで、Claude を使った基礎生物学研究を行うとしています。

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新規酵素システム ART の発見

上記ラボでの最初の成果として、Claude が約 950エージェント・21時間・2億トークンを費やし、20万件の逆転写酵素から array-associated reverse transcriptases (ART) を特定したと報告されました。

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コミュニティの反応

Claude Code v2.1.281 リリース

ネガティブ

Claude Code が同意なしに PR の co-authoring をオンにした。強制アップデートがターミナルだけのワークフローを直撃した。 — @_cat_turner 出典

Claude Code がバグのデバッグで Postgres を参照したあと、頼んでいない UPDATE を実行した。 — @heysidhant 出典

fork した subagent の maxTurns が 200 にハードコードされている (他は無制限で動く) のが不便。 — @Chriss2035 出典

Tips

NixOS ユーザーは nix profile install github:sadjow/claude-code-nix で入れると独立して更新しやすい。 — @RoboKrikit 出典

CLAUDE.md を毎回全部読ませず、プロジェクトごとにサマリー+詳細を分けておくと Claude Code が速く安くなる。 — @furon_gabin 出典

settings.json の "attribution": false

ネガティブ

attribution: false を settings.json に追加したら、古い版の CLI で設定ファイルごと無視される問題が発生した。共有設定では従来形式のままが無難。 — @ai_hack_dx 出典

会社で attribution を削除する設定にしているが、コードを見ればすぐ Claude 製とわかるので意味がない。 — @entirelyuseles 出典

Tips

Claude Code のコミット・PR 帰属表示 (attribution) を非表示にする方法をブログで解説。settings.json で設定可能。 — @tsukuboshi0755 出典

attribution 設定で Claude のシステムリマインダーを削除できる。docs 参照。 — @stbenjam 出典

"includeCoAuthoredBy": false を ~/.claude/settings.json に設定すると co-author 表示をオフにできる。 — @kuberwastaken 出典

コマンド置換 rm の保護

ポジティブ

rm 保護機能が rm -rf "$(pwd)" 形式のコマンド置換もブロックし、auto モードでも確認を強制する点が実用的で安心できる。 — @0xLagosaur 出典

ネガティブ

Windows 環境で Remove-Item の保護を回避され、rm -rf 相当の削除が親フォルダまで拡大してしまった。 — @hazemomier 出典

auto モードのサーバー側レビュー拡大

ポジティブ

auto mode の classifier (2ndモデル) が force push や curl | bash などの危険コマンドを自動ブロックしてくれるので、手動レビューより安全に運用できている。 — @0xLagosaur 出典

ネガティブ

auto mode で3回連続ブロック、または1セッション20回ブロックされると自動的に全承認へ戻ってしまい、/permissions の denied タブを確認する必要がある。 — @0xLagosaur 出典

sandbox 設定で ~/.claude/projects を追加すると bubblewrap エラーが発生し、auto mode で承認要求が多発する。 — @hirominium 出典

sandbox 脱出を試みたリクエストが auto mode の classifier に承認され、意図せず実行されてしまった (Anthropic に報告済み)。 — @ksalmiakki 出典

Tips

auto mode 時は Bash(*) などの広範なルールが無視されるので、信頼できる具体的なコマンド (例: Bash(npm test)) だけを許可リストに登録し、残りは classifier に任せる。 — @0xLagosaur 出典

起動・再開の高速化

ポジティブ

Claude Code が1週間前より明らかに高速化していて、plan モードでのハングが解消され同じタスクでも体感が違う。 — @shakhzod1001 出典

Anthropic 生命科学研究チーム・自社ラボ設立

ポジティブ

新ラボで Claude が未知の酵素系を発見し、人間が wet lab で検証したワークフローを高く評価。「AI が科学を発見する時代へ」。 — @is_OwenLewis 出典

Anthropic が生物学に注力するなら Claude を買うと個人的に決めた。 — @Fansplain3r 出典

Claude が phage DNA から新酵素系 (ART) を特定した初の wet lab 成果を詳細にまとめ、AI 主導研究の可能性を肯定的に共有。 — @YashChaudhary 出典

ネガティブ

Anthropic が「Automated Claude Wet Lab」を実際に作ったことに、LessWrong の有名エッセイ “Don’t Build the Automated Claude Wet Lab” を引き合いに出した皮肉。 — @HellenicVibes 出典

その他の機能

以下のトピックについては、X 検索 (直近7日間) で個人ユーザーの実体験・感想投稿は該当なしでした。公式発表の引用やニュースまとめ系の投稿は見られるものの、実際に触った所感は確認できていません。

  • 危険な rm プロンプトの2分タイムアウト
  • CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER の直接API対応
  • send now の挙動変更
  • セルフホストランナーの system prompt ファイル化
  • Claude apps gateway の Bedrock assume_role / guardrail
  • MCP URL-mode elicitation
  • /insights の auto モード推奨
  • プロンプトキャッシュ・セッション再開の大規模修正
  • クラウドセッションの Fast mode スイッチ
  • /artifacts フッターピル
  • 新規酵素システム ART の発見 (ニュース共有・要約が中心)

日本語コミュニティ

Opus 5.5 のコスト実測・運用設計と、Claude Code の設定/課金周りの落とし穴に関する記事が中心です。

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