Codex CLI 0.162.0 がリリースされた。管理対象 Git worktree の作成・一覧ツール、Command Center のタスクのピン留め、`/copy` による transcript のコピーを追加し、Retry-After への対応や Linux / Windows サンドボックスの修正も入った。X では Retry-After 対応を歓迎する声がある一方、WSL での入力遅延への不満も出ている。
注目度
公式アップデート
Codex CLI 0.162.0
新機能
- worktrees 機能を有効にすると、信頼済みのローカルプロジェクトから管理対象の Git worktree を作成・一覧表示するツールが使える (#50148)。
- エージェントの Command Center で、
pキーでタスクをピン留めできる。サーバーが対応していれば、ピン留めしたタスクは共有の Pinned グループにまとまる (#51500)。 /copyで transcript のブロック間を移動してコピーできる。選択範囲はCtrl+Insertでもコピーでき、マウスホイールのスクロール速度はtui.mouse_scroll_speedで調整できる (#50434, #50215, #50209)。- 承認ヘッダー、質問、MCP プロンプト、警告、バナー、検証プロンプト内の URL がクリック可能になった。行をまたいで折り返したリンクも対象 (#51439 ほか)。
- Responses 互換のカスタムモデルプロバイダーで、ライブ Web アクセスとリモート compaction を設定できる (#50459)。
- Code Mode に、Promise の結果を確定した順にストリーミングする JavaScript ヘルパーと、オプトインの順位付きツール検索を追加 (#51126, #51209)。
バグ修正
- 新しい TUI スレッドで、サーバー側のモデルと推論サマリーの既定値に従うようになった。起動時に明示した上書きは維持される (#50013, #50811, #50913)。
apply_patchによる更新で、既存の CRLF 改行をオプトインなしで保持する (#51203)。- 拒否ファイルが複数ある場合の Linux サンドボックス起動を修正。書き込み可能なサンドボックス構築用実行ファイルを拒否し、ripgrep の設定で deny-glob のマスクが弱まらないようにした (#50059, #51211, #51407, #51527)。
- Windows 10 で通常のドライブレターによるファイルアクセスを復元。Windows サンドボックスの temp 権限を子プロセスの環境に合わせた (#51511, #51512)。
- Responses と WebSocket のリトライ可能なエラーで、サーバーの
Retry-After指示に従う (#50418, #51440)。 - PowerShell 7 のモジュールパスがある環境で Windows PowerShell からインストールした際のアーカイブのチェックサム検証を修正 (#51257)。
その他 (Chores)
- Windows 向けリリースに署名付き PowerShell インストーラーを同梱 (#51158)。
- 古い安定版やプレリリースが、新しい安定版のダウンロード先やインストーラーのエイリアスを上書きしないようにした (#51186, #51425)。
Changelog から読み取れる主な変更 (取得できた範囲)
- Guardian 関連: Decisions のトランスポートを上限付きで追加し、Guardian V2 向けにオプトインの Decisions 比較を追加 (#50066, #50099)。Guardian decisions の API キーが環境変数経由で転送されないよう保護 (#50019)。Guardian への引き継ぎでユーザーの制限を保持 (#50026)。
- V2 サブエージェントを新規に起動したときの動的ツール継承を有効化 (#50082)。
- クラウドスレッドの再開・アタッチ用にネイティブ gRPC クライアントを追加 (#50113)。
- レガシープロトコルモードで MCP ツールのページネーションに対応 (#50035)。リモート MCP サーバーで Windows の環境変数を保持 (#50129)。
- ストリーミング中、確定した Markdown テーブルを順次スクロールバックへ出力 (#50207)。
codex doctorが設定中の TUI モードを表示する (#50200)。/statusにアカウントのメールアドレスを再表示 (#50199)。
※ 入力データの Changelog は途中で切れているため、上記は取得できた範囲に限る。
コミュニティの反応
Codex CLI 0.162.0
全体のトーン: 反応は少ない。リリース直後に Retry-After 対応を歓迎する声がある一方、直前のバージョンでの性能低下を訴える投稿もある。
ポジティブ
リリースから1時間ほどの 0.162.0 で、HTTP レスポンスヘッダーの
Retry-Afterにようやく従うようになった — @marcaruel 出典
ネガティブ
Codex CLI を 0.155.1 から 0.160.1 に上げたら WSL での作業が崩れた。テキストの貼り付けや Enter で数秒の遅延が出る — @RafaelMCam 出典
※ 0.162.0 ではなく 0.160.1 についての報告。0.162.0 で改善したかには触れていない。
Tips
該当なし